なにか、いいこと somethingoodの日記

日々考えたことを綴っています。

身体が「ノー」と言うとき 抑圧された感情の代価 ガボール・マテ を読んで  私たちは、つながっている。

 先日、n00さんのブログを読んでいて、

www.n00life.com

そこに紹介されていた本が面白そうだと思って読んでみました。

身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価

身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価

 

 まずはじめの感想としては、「衝撃」。

 

・ストレスに対する反応の仕方(型)は、幼少期に親とどのような関係であったか、そして幼少期の環境をどのような対応で生き抜くことにしたかによって決まっていく。

(例えば、「お母さんはかわいそうだから、私は迷惑をかけてはいけない、感情を外に出さないようにしなければならない」とか。)

・その「型」は、全くの無意識で身につく。本人には身につけた覚えがない。

・感情を抑える、しかもそれを自然に自動的にしてしまうと、免疫システムに影響を及ぼす。

・その免疫システムに及ぼす影響のために、がん・リウマチ・潰瘍性大腸炎などの慢性疾患になりやすくなる。

 

ということでして、

 

・親がどのようなストレスを子どもに与えるかというのは、親がどのように育てられたかということに影響される。

・そして、その親の育てられ方は、その親の親(子どもにとって祖父母)がどのように育てられたかによって決まってく。

・こうやって、世代間の「ストレスに対する反応の型」が受け継がれていく。

 

のだということです。

 

まあ、昔から虐待は連鎖するとか言われているとは思うのですが、

それがどのように受け継がれていくのか、そのメカニズムを生理学や内分泌学の観点から紐解いてくれて、

しかもそれが、虐待だけじゃなくて、がんとかの慢性疾患のになりやすさにも影響しているということが、もう、衝撃で。

 

遺伝とはまた違うわけですよね。

遺伝子は変えられないけど、「ストレスに対する反応の型」は、別に遺伝によって決まるわけではない。

でも、幼少期に、育てられ方によって頭にそういう回路が勝手に出来上がってしまうから、遺伝子ではない媒体によって、受け継がれてしまう。

 

逆に、育てられ方でその後の健康状態がある程度決まっていくならば、

血はつながってなくても、養子縁組して、愛情深い環境の中で育てていけば、世代間の負の連鎖は断ち切れるということですね。

養子縁組して、劣悪な環境で育てられたら、血のつながりはないのに負の連鎖が続くということにもなります。

 

そして、この本の中にはホロコースト体験者を祖父母に持つ方々が結構でてきます。

ユダヤ人で、生きるか死ぬかの極限状態で、

親は必死に子どもを生かそうとして、それはもう必死に生き抜いてきたんだけど、

自分も必死だから、子どもに対する愛情とか思いやりがうまいこと示せなかったため、

その子どもには感情を抑圧するような回路ができてしまって、それが後の慢性疾患のリスクのひとつとなってしまう。

民族が経験した社会的な現象(ホロコースト)が、その民族(ユダヤ人)全体に影響を及ぼす。

 

ホロコーストがなければ、そういう感情を抑圧するような育て方にならなかったケースもあるわけです。

でも、不幸なことにホロコーストユダヤ人に起こってしまって、ユダヤ人全体にストレスがかけられてしまった。

そして、もう世代は交代していっているのに、その影響は終わっていない。

 

となると、日本だって第二次世界大戦で傷ついた方々たくさんいるわけで、

その時の傷が、もしかすると今我々世代の健康状態に影響を及ぼしているのかもしれない。

 

人間は、単独で存在しているのではなく、まわりの環境から切り離すことはできないということは、なんとなく分かったつもりでいたけれど、

病気になりやすさなんていうものまで、周りの環境や、何世代も前の先祖の環境にまで影響されているとは思っていなくて、びっくりでした。

 

 

しかし、「知る」ということにはすごく力があると思ってて、

自分にそういう「ストレスに対する反応の型」があるということ、

それが病気に影響するんだということをまず知ること。

知れば、それに立ち向かう手立てと言うものが見えてくる。

自分で自分を整えていったり、専門家の助けを借りてカウンセリングしてもらったり。

知っただけでもずいぶん違うと思う。

 

久々に、読み応えのある本を読みました。

2000円くらいするのですが、読み応えがあるためなかなか読み終わらないのです。コスパがいいっていうのか(笑)

おすすめです。

 

 

ところで、スピリチュアルの世界でも、

先祖のやりきれない思いが現在の自分に影響を及ぼしているので、その思いを昇華させねばならない

みたいな考え方があったりするように思うのですが、

それを聞いて、?って思ってたんですよね。

どうやって先祖の思いが自分に受け継がれるんだよ?と。

それがこの本を読んで、

先祖の思いが「幼少期の育てられ方」で受け継がれるってこともあるんだなあと思って、

スピリチュアルは科学で解明できないことも多いけど、

科学の先を行ってる、科学がすくい取れていない部分を説明できている、という面もあるんだろうなあと思いました。

 

 

なんか、ぜんぜんまとまらないけど・・・

もういいや、諦めて記事アップします。